原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

2022年の電子書籍

定点観測の電子書籍日記。昨年の記録はこちら。

BOOK☆WALKER:4368冊:2021年購入冊数508冊

で、今年の記録。

BOOK☆WALKER:4809冊:2022年購入冊数441冊

昨年がそこそこ買ってたようで、今年は鈍化。読書スピードは相変わらずゆっくりですが、今年の大きな変化は閲覧端末の導入ですね。
rouble.hatenablog.com
やはり専用端末は専用端末のよさがあり、長期間にわたってじわじわと読む、という読み方で読んだ本がそこそこありました。

この端末で結構読んだのは柞刈湯葉作品。

bookwalker.jp
『重力アルケミック』、KOBOにないみたい。なんで? と思ったら星海社だった。星海社、本当に電子書籍への参入が遅かったの反省してほしい。

作品のそれぞれで味わいが違いますが、どれも、「世界にこういう要素が入ってたらどうなるだろう」というアイデアひとつでガラっと世界が変わる、というのがSF オブ SF という感じで好きです。

『重力アルケミック』とか、大きく派手な物語ではないんだけど、「重素」という重力を司るものが存在していたらどうなる? という世界観の元で、しかし重素が話の中心になるわけではないところがよい。これは『横浜駅SF』のときから同じですね。

マンガとしては、竹葉久美子さんの『テイレシアスの檻』を応援しています。

やや過激な描写もありますが、お決まりの「男女逆転もの」を越えようとする意欲作だと思う。前回の『このなかに石油王がいます』が十分に展開しきる前に終わってしまったので、今回はどうか構想通りに進んでほしい。

あと、放送部マンガ『花は咲く、修羅の如く』はみなさん読んでますか。大丈夫ですか。『まくむすび』のように打ち切られたら悲しみに暮れるので、どうか読んでください。