原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

2022年、12月、雨のち雪

冬が来るたびに、冬ってこういう感じだったっけ、と思っている。思ったよりも下がらない気温とか、かと思えば一気に下がる気温とか、突然降っては積もる雪だとか。

12月の半ばに雪が積もるのは珍しい……はずだ。たぶん。これも曖昧な記憶ではあるけれど、と書いている中に、そういえばいつだったか、12月半ばに山の中に出張したときには雪が積もって焦ったな、という記憶が蘇ってきた。書いてみるものだ。

雪が降ると嫌なことを記録しておく。

  • 自転車に乗れなくなる
  • 結果として、バスを使うか歩くかしかなくなる
  • バスは雪の日は遅延しがち
  • 長靴を履いて歩こう
  • 筋肉痛になった

自転車というのは覿面に雪に弱く、積もられるとどうしようもない。車道はわりかし雪が溶けやすく、また、車であれば多少の雪でも走れるのだが、自転車が走ることになる車道のはしっこは雪がたまりやすく(下手すると「除雪」によって山盛りの雪が盛られることすらある)、溶けるまでは乗れなくなる。

バスはバスで遅延しやすく、しかし最近のバスはGPSで居場所がわかるのでどれくらい遅延するかが表示されるのでいいのだが、それに油断していると、突然到着予想時間がみるみる早くなっていき、「待ってまだ来ないで」と言っているうちに見送る、とかもありがちだ。わかっている。早く出ればいいのだけど、だって早く出たら寒いじゃない。

雪が災害クラスに積もっている土地に比べれば、この土地の雪なんてちょっとした困りもの程度なんだけど、非日常に心は揺れる。「わあ、雪だ」みたいな心持ちが完全になくなったわけではないし、これはこれで風物詩だと思ってるんだけど、現実としては困る、みたいなところ。

とはいえ、雪が降ったら庭にかまくらができていたりとか、雪だるまがあちこちに立っていたりとかで、誰かがはしゃいだあとが見えるのは悪くないとも思っている。