しばらくほったらかしていたうちに、色々マンガを読んでいました。備忘録的に短い感想を。
かわすみひろし『鉄子の育て方』
鉄道に特に興味のなかった女子アナ志望の主人公が「鉄道テレビ」に就職し、順調に鉄道好きになっていくマンガ。私も鉄道には全然興味を持たずに人生を送ってきたので(というか、何かひとつについて専門的に知識を得ていく、という趣味を持たないまま生きてしまいそうな気がする)、こういう感じでカジュアルにその嗜好性を知ることができるのは楽しいです。
(1巻より。ポリエステルの水筒に入ったお茶を味わうシーン。子どものころに1回だけ飲んだ記憶があります。)
1巻末にクライマックスがあるので、1巻だけでも面白いと思います。現在2巻まで刊行。
岩井俊二『花とアリス』
あー、『花とアリス殺人事件』の感想も書くつもりだったのに完全に忘れている。こちらは、元の映画のコミック版です。しっかりしたマンガというより、コマ割りのされた絵コンテ、という感じ。『殺人事件』はアニメーションなので、それをみるための復習として読んだのですが、違和感なく接続できてよかったです。『殺人事件』の方は、『花とアリス』そのままの感じで、序盤はアリス中心で引っ張るんですが、中盤以降花が動き始めると、花のパワーにアリスが巻き込まれ、引っ張られていく展開で、「あー、そうだったそうだった」と懐かしく思いました。車の下での二人の会話で、アリスが「どうだろうか」って何度も相槌を打つところ大好き。
乙一によるノベライズは読んでないけど、どうなのかなー。
河添太一『謎解きドリル』
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ぽんこつ名探偵と優秀な助手によるミステリーマンガ。長編ではなく、短いエピソードが続く形になっています。うーん、可もなく不可もなく? 一部、私の価値観に照らすとどうかなーと気になるエピソードがあったのが残念。
独特のノリがあるので、はまる人ははまるのだと思います。
鶴見なる『ラーメン大好き小泉さん』
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ひたすらラーメンを食べているマンガ。まあラーメンを食べたくはなるかなー……。ストーリーとしては特に言うべきところはありませんでした。
知る人ぞ知る! というほどディープなところを紹介してる感じではないので、首都圏の人などには「あー、あそこかー」と思えるのではないでしょうか。
アサダニッキ『ナビガトリア』3巻
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完結。まあ落ち着くところに落ち着くよねーという終わり方で、それなりによかったです。
結婚式については、そのめんどくささも書きつつ、その土地やこれまでの経緯から考えれば必要、という書き方になっていて、まあそうかもね、と思いつつも、やっぱりめんどくさいよね、という感じ。たぶん私は結婚しないけど、結婚とかに限らず、ある場において「主役的な立場」になるのが嫌なんだろうなーと思っています。歓送迎会とかも苦手。
金田一蓮十郎『ゆうべはお楽しみでしたね』
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『ドラゴンクエストX』のプレイヤーである2人が、シェアハウスする話。恋愛の気配はちょっとありつつ、でも、どっちかというとオンラインゲームのプレイスタイルの違いなどに話の中心がある感じ。基本的には販促マンガかな。というか、キャラクター、人間型にもなれるんですね。知らなかったよ。
(ナス祭りのエピソード)
ちょっとやってみたいとも思うんだけど、時間がなあ、うーん。