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医学書院の「シリーズ ケアをひらく」はいい本が揃っているシリーズで、最近はチェックが薄くなってたのだけど、今検索してみても読みたい本がたくさん出てくる。この『弱いロボット』も読んでないのだけど、TBSラジオのDigで荻上チキさんが紹介していて、そのうち読みたい心のリストに登録済みだ。
で、心のリストに刻んでいたことを思い出したのは「仕事に追われること、会社を辞めたこと、弱いロボットのこと | こどものもうそうblog」を読んだからで、そこには弱いロボットの映像があったのでした。
Sociable Trash Box Robot, ICD Lab, Toyohashi University of Technology, JAPAN
ちょこちょこしていてかわいい。そして中盤からの栗コーダーにおどろいた。先のブログだと、次の指摘もいいです。
ホンダの二足歩行ロボット「アシモ」の歩き方は、それまでの歩き方とまったく違っている。
仕事に追われること、会社を辞めたこと、弱いロボットのこと | こどものもうそうblog
それ以前のロボットは、重心を安定させ、片足をバランス崩さないように慎重に前に進めて移動した。地面がなくても、足の動きは変わらない。自律した歩行だ。
ところが「アシモ」は、足を出してバランスを崩す。前に倒れるようにして、その後、踏み出した足が地面に支えられる。地面に支えられる未来を信用して、バランスを自分の外にはみださせるのだ。
自分以外のものに賭ける。信頼する。自分の外にあるものに委ねる。そうすることで、あの「歩き」は実現している。
人が歩くというのも、バランスを崩すということなのだろうなあ。
ケアをひらくシリーズだと、以下の本も気になります。買おう。
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