７～９月にみてたアニメーションについて

　通称夏アニメが終わると、もう秋だなあという感じですね。今期もそんなに見てないです。以下、いくつかについて感想。

ヤマノススメ　セカンドシーズン

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　2クール作品なのでまだ途中ですが、12話が完璧すぎたので最終回を迎えた気分。実質的に、ファーストシーズンから続く物語が一段落した、という感じ。ファーストシーズンからの流れでみていると、ぐっときます。

　ファーストシーズンは1話5分だったため、物語としては弱いところがありましたが、セカンドシーズンは1話15分になり、物語になりました。この「15分」という時間がちょうどよくて、12話はおそらく30分ではできない話だったんじゃないかなと思います。

　終盤の展開をみてて思い出したのは、「誰かと一緒に好きになったものを、その誰かが嫌いになってしまったり、興味をなくしてしまったりするかもしれないという不安」でした。

　その感情って、子どものころにはよく感じていて、しかし、最近はあまり感じない……でもないか。Twitterとかで感じてました。たまに。

　誰かと一緒に何かを好きになると、その瞬間はすごくうれしいんだけど、「ひょっとして飽きてしまうかもしれない」という不安を抱く、ということがあるわけですが、その強度こそ違えど、終盤のひなた（とここあ）が感じていたものはそれだったんじゃないかなあ。

　2クール目も、そんなに熱烈な感じではなくのんびりと期待しています。山登りたい（そんなに高くない山で）。

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アルドノア・ゼロ

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　もういつ誰が死ぬんだろうとどきどきしながら見てましたが、そんなに死ななかったね。よかった。いやよくないよ。最後なんだよ*1。

　イナホくんが主人公としては珍しいタイプだと思って見ていました。こんなに心情描写されない主人公も珍しい（されてないわけではないけど、わかりにくくなっている）。スレインという心情がだだ漏れているもうひとりの主人公を対比したゆえ、とは思いつつも、こういう感情移入を拒否するタイプの主人公を置くことができるんだなあ。

　敵メカがスーパーロボットスーパーロボット言われてましたが、最終話の合体とかすごかった。合体中を狙う！　とかイナホくんならやってくれるかと思いましたけど、さすがになかったです。２クール目も楽しみ。時間が大きく飛んだりするのかな。公開されたビジュアルからすると、飛んで半年程度？

ペルソナ４　ザ・ゴールデン

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　最初の２話はおもしろかったです。あとは……どうかな。うーん。ゲームは、無印版しかできていないので、マリーのことを知ることができたのはよかった、という感じでしょうか。まだペルソナＱやってないです。

ソードアート・オンラインII

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　これも2クール作品の前半が終了。1期は途中で脱落し、一挙放送で見ました。安定した雰囲気。もうちょっとガンゲイル・オンラインの普通のプレイが見たかったかな。

普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。

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　またタイトル長い系ですか、というつもりでなんとなく見てみたら、すごく丁寧に作られていてよかったです。作中に出てくるゆるキャラ魚心くんの「魚心くんソング」なんて、「なんだこれ……」と思って聞いていたのに、いつの間にか頭の中でリピートしている始末。

　エンディングの「未来少女たち」は３バージョンあって、段々と音が豪華になっていくのですが、２バージョン目が好き。ニコニコ動画で「なぜか泣きそうになる」というコメントが時々ついていましたが、サビに入るところがなんかよくわかんないけどいいです。

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普通の女子校生が【ろこどる】をやってみた。 魚心くんのもふもふスマホケース

グラスリップ

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　問題作。まだ消化しきれてないので、もう１回見たい。

　印象として残っているのは、登場人物「５人＋１人」がほぼ集合しない、ということです。「５人」の方の集合は、３話の山登り以降、最終話までなし(のはず)。とにかく描写として、登場人物たちが「１人で歩く」というシーンがたくさんあって、「個」でいる姿を描こうとしているんだなあと思いました（そのことによって、彼らが住んでいる町が印象深く残っています。タイトルにもなった「坂道」や「日乃出橋」。あの神社や海岸沿いの道の雰囲気や、プール脇の道路）。

　それは、あの町という拠り所を持つ「５人」と、それを持たない「１人」との対比のためでもあったし、「５人」の中でもそこから出ていくことを決めている者や、おそらく出ていきたくても難しい者、といった対比のためでもあったのだろうと思います。あの町に行ってみたい。

*1:死んでないのかな、と思うけど、そのまま無事ではないですよね。たぶんね。