原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

2015年の電子書籍

 今年も定点観測。一昨年と昨年の記録は以下の通りです。

rouble.hatenablog.com
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 昨年の購入数はこんな感じでした。

BOOK☆WALKER:747冊:2014年購入冊数430冊
紀伊國屋書店(Kinoppy):130冊:2014年購入冊数47冊
Amazon(Kindle):61冊:2014年購入8冊

 これが、こうなりました。

BOOK☆WALKER:1334冊:2015年購入冊数587冊
紀伊國屋書店(Kinoppy):135冊:2015年購入冊数5冊
Amazon(Kindle):80冊:2015年購入19冊

 600冊ちょっと、という感じでしょうか。このうちのどれくらいが積ん読なんでしょうね?(確認できるけど確認しない)

 買い方その他は2014年と大きく変わっていません。2015年もチェックを入れてはセール待ちをして買う、というサイクルでした。BOOK☆WALKERのセールがやや変わって、新刊がすぐには対象にならないことが増えたので、配信3週間後に買う、というパターンが多め。なんか昔は「発売されたらすぐに読まなきゃ!」みたいな気持ちが強かったですが、最近減退気味です。まあそれはそれでよい。

 来年読み直すときのために記録しておくと、2015年最後のセールは、

  • 持っているコインを100コイン以下にまで減らせば、コインで購入した分60%還元(ただし28日時点で参加資格判定あり)
  • 電撃系を含めたKADOKAWA系30%オフクーポンが無条件配布(上記と重複可)

という感じです。一部消費税込みの72%オフは結構大きめですが、コインを貯めていた人からは非難囂々です。当たり前ですね?

 あと、何を思ったかKADOKAWA系のフラッパーが半額セールを行っており、組み合わせで86%オフになっています。なにをやっているんだ。

bookwalker.jp

 セールで買うことは(自分の基準に照らし合わせて)正しいのかどうか、と考えもしたのですが、どうみても買う量が増えているので、まあこれはこれでいいのでは、という考えになっています。ただ、まだ一部の人しか電子書籍を使っていないからこそ(そこまで)問題になってないけど、いずれ紙の書籍の売り上げを大きく喰いますよね。それが、コンテンツの未来にとって幸せなことかどうかは、まだわかりません。

 そういえば今年はこんな記事も書いていたのでした。

rouble.hatenablog.com

 このように、生活の中に電子書籍がここ数年完全に根を下ろしましたが、紙の書籍に比べると電子書籍は読み始めるのに能動性が必要、というのが今年の感覚です。

 つまりそれは〈紙の書籍の場合、そのコンテンツを表現する固有の物質が存在する〉のに対し、〈電子書籍の場合、そのコンテンツを表現する固有の物質が存在しない〉ことにより発生する特質がある、ということ。で、これはすごく当たり前なんだけど、この当たり前の特質により、「ふっと目のはしに止まったものに手を伸ばしてぱらぱらと読む」みたいな使い方が電子書籍では起こりにくい、ということになります。

 紙の書籍の「目に見える」「手に取れる」という性質は依然として重要であり*1、それがゆえに、マンガ類は電子書籍で買ってますが、仕事関係の本は(そもそも電子化されていないということもあるけど、自炊もやめて)紙の書籍として揃えるようにしています。今後どうなるかなー。

 来年はどうなりますかね。「見開きが読みやすい」という一点だけで微妙にiPad Proに心引かれていますが、同じようなサイズでもうちょっと安いのが増えないかなあ。さすがに、ほぼ電子書籍専用端末として10万円、というのは勇気のいるお値段です。

 日付が変わったら『赤髪の白雪姫』を既刊分一気に買って、今年の購入は終了の予定。リアルタイムでは見逃してしまって残念だったのですが、クリスマスの一挙放送で追いつけました。第2シーズン楽しみ。

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*1:ぱらぱらめくれる、というのを重視する人がいるのはわかるけど、個人的にはこれはもはやそうでもないです。検索できるという利点もあるし。