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原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

富野由悠季『機動戦士Zガンダム』

感創文 電子書籍

 ガンダムシリーズの小説が次々に電子化されています。先月末のところで『機動戦士ガンダム』と『機動戦士Zガンダム』が電子化され、今月末には『ベルトーチカ・チルドレン』や『閃光のハサウェイ』も電子化されるみたい。

 思い起こしてみれば、私にとってのガンダムは小説版だった。というのは、そもそもアニメーションをレンタルする、という発想がなかったので、アニメーション自体を目にする機会が少なかったためです。『Zガンダム』は再放送をしていたようにも思うのだけど、飛び飛びで見ていたようでストーリーを十分に把握できていなかった。そういうこともあって、物語としてのガンダムは、アニメーションよりもむしろ小説として体験しているということになる*1

 とはいえ、小説版は長らく読み返していなかったので、今回の電子化に合わせて『機動戦士Zガンダム』を買ってみた。なんだかよくわからないけど初代よりもZが好きです。

 読み返してみるにカミーユの冒頭の暴走ぶりがひどい。というか、ファの巻き込まれっぷりがきびしい。巻き込まれたあげくにウザがられてるとかせつないですよね……。

 地上を飛行する大きな艦に「ガルダ」というものがあるのだけど、それがあまりに大きすぎて高価だから敵も味方も迂闊に壊せないとか、そういうところが書いてあるのがおもしろい。エマの父が死んでたり死んでなかったりとどっちなの、的な混乱も目につきはしますが、この文体はやっぱり癖になる。

 このあとも色々電子化されていきそうですが、あの前半部がほとんど鉄仮面物語だった『F91』も電子化されるのかなあ。小学生のころの記憶が残っているのも変な感じですが、改めて読み直してみたいです。

*1:そういうわけで逆襲のシャアなどはむしろ『ベルトーチカ・チルドレン』の印象が強い。ん? なんであれ「チルドレン」なんだ?