昨日から、特にカフェでの電子マネーやクレジットカードの利用について話題になっています。
http://cards.hateblo.jp/entry/coffeeshop-no-card/cards.hateblo.jp
anond.hatelabo.jp
消費者としての私は、わりと電子マネーやクレジットカードを使っている方で、たとえば、コンビニエンスストアではこんな感じです。
セブンイレブンは生活圏内にありません。本当はローソンでもWAONが使えるとうれしい。Suicaは出張時のみ使うのですが、多めに入れておくと普段使えて便利です。交通系電子マネーが使える公共交通機関? そんなものはありませんね。
WAONはわりと色々なところで使えて、近くの総菜屋さんとかよくいくカフェとかドラッグストアでも導入されており、利用頻度が高いです。近隣のスーパーマーケット五種のうち、ほとんどがクレジットカードに対応していますが、一番近いスーパーだけ現金払いなのはちょっとめんどうです。
こういう消費者なので、導入が進んでほしいなあとは思ってるのですが、とはいえ、お店の側にもコストの問題はあるのでしょう。上記の記事では、「全体の10~15%」はクレジットカード払いできない店舗を敬遠するのではないか、とか、「JR系エキナカ喫茶店の電子マネー利用率が関東平均3%」とか、数値があがっていましたが、実際どうなのだろうと思って、ググってみました。
[電子マネー+白書]という単純きわまるワードで検索したところ、「消費者白書」がヒットします。そこから情報を辿っていくと、消費者庁が「消費者意識基本調査」を実施していることがわかりました。全国の満15歳以上の日本国籍を有する人が対象で、10000人を無作為抽出した調査です。
このうち、平成25年2月に実施した調査の中に、電子マネーやクレジットカードに関する質問項目がありました。「あなたは、この1年間に、以下の支払形態等について、どの程度利用しましたか。」ですね。これに対する、全体の傾向は次のように図になっています。
(http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/130710_gaiyou_kekka.pdf p.12)
電子マネーだけに絞ってみると、積極的利用者は5.4%。クレジットカードでも16.7%。特に後者はインターネットでの買い物なども含んでこの数字であるわけで、思ったよりも低いように感じます。
さらに電子マネー(公共交通機関除く)*1について詳しく見ると、こんな感じ。
(http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/130710_syuukei1.pdf p.178)
北陸の1.6%がきらりと光ってますが、というか近畿の3.3%ってどういうことって感じですが、関東でも積極的利用者は7.6%に留まっているようです。ただ、全国でみると、30代~40代は10%くらいいってそうなので、[関東+30代・40代]ならばそこそこの数字にはなりそう。クロス集計したい。ローデータはないんですか。
この表、眺めてると結構色々発見があり、クレジットカードは四国と九州で全然利用されてない、とか、やっぱり30代・40代が一番使ってるんだな、とか、男女差なさそう、とか、そりゃ年収と相関してるけど、年収2000万越えたら減ってる、とか*2、そんな感じ。
ローデータがあればもうちょっと考えられることも増えそうですが、ググったところ、こんなのがあったよ、ということでまとめもなく終わります。