日本でもSurface Bookが発売されました。
発表当初は「欲しい!」と思ったものの、もうちょっと次世代で改善されるところがありそうなのでひとまずスルー。タブレット部分にProシリーズのようなスタンドがついてくれないかな。
クラムシェルのような形状にはあまりこだわりがない(膝上で使う機会は少ない)ので、VAIOの方でサーフスライダー端末を出してくれないかな、と薄い期待を持っています。VAIO Zでクラムシェルを出した以上、中途半端な変形のフリップモデルはやめてもいいと思うんだ……。
さて、本題のSurfaceペン(Pro4およびBook仕様)について。私はPro4もBookも購入していませんが、新しいペンはPro3でも(あるいはVAIOでも)使えます。色違いもあるよ。
Pro3のものからの変化は以下の通り。
- 消しゴム用物理ボタンが消え、ペンのお尻が消しゴムになった。
- ペン先が柔らかくなり、また、好みに合わせて付け替えられるようになった。
- 磁石が強化され、よく本体にくっつくようになった(これはPro3でも恩恵があります)
- 重たくなった。
- 細かな筆圧に対応した(ただしこれはPro4とBookのみ)
一長一短。個人的にはペン先の変化がうれしいです。Pro3のペンはどうしても画面との間でカツカツと音がして滑る感じがありましたが、Pro4のペン先(HB)は、なんだろうな、ぬーっと、いい感じの摩擦があります。標準で2H・H・HB・Bの替え芯がついているので、好みに合わせて摩擦の具合を選べます。別売りの替え芯もあります。
別売りの替え芯は、VAIOのころから待望していたもの。SurfaceのペンとVAIOのペンは同じ仕様なのですが、VAIOのペンにも替え芯はあったのですね。ただ、替え芯「だけ」を買うことはできなかった。別売りがあると、もし摩耗してしまっても安心です。
一方、重たくなったのはよくない点。しかも、消しゴムがペンのお尻に移動したことで、お尻の方に重さが寄っていて、すぐに慣れはしますが、ペンとしてはやや不自然。お尻の消しゴムは使いやすいといえば使いやすい(主に投げ縄ツールに使うボタンだけになったので押し間違いが減るのは大きい)ですが、細かく消すのには向いていません。もっと消しゴム部が細い方がいいな。
で、このペンですが、使い始めた当初は不具合につきあたって「書けなくなる」ことがありました。書けないペンってすごくストレスで、というか、突然書けなくなったら代替ツールないわけで「やってられるかー!」って思ってたのですが(予備にPro3のペンを持ち歩いていました)、色々試した結果、どうも「電池の接触が悪いらしい」ということがわかりました。
具体的にはこの部分がちょっとずれると、通電がうまくいかなくなることがあるようです。ここ、うっかり回しちゃう上に、消しゴムとして使うときに力が加わるので、どうしてもずれやすいんですね。
(画像はMicrosoft Surface Pen V3 SC Japanese Japan Hdwr SILVER Japan Only Silverによる)
で、解決方法ですが、身も蓋もなく、「セロハンテープで固定する」が正解でした。固定して以後、書けなくなる不具合は今のところ起こっていません。
「書けない! やってられるか!」となっている人はお試しください。