原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

渡会けいじ『O/A』


 完結しました(してました)。電子書籍版を読んでいたんですが、シリーズを続けて購入していることはわかっているんだから、新刊出たら教えてくれてもいいと思うんだ……(能動的にチェックする設定にすることはできます)。

 色々な事情で零落しているアイドルと、売れないお笑い芸人の2人が主人公のお話です。2人は同じ声を持っており、ラジオ番組を「2人1役」ですることに──という内容。おもしろかった。

 そもそもこの作品を知ったのは、当時リリースされたばかりだった、やたらと落ちまくるニコニコ静画の雑誌に掲載されていたからで、そのニコニコ静画のアプリ*1があまりに落ちすぎるので「買えばいいんだろう買えば…!」と、別アプリで勢い余って買ってしまったのが原因だったのでした。

 最終巻のあとがきにも書かれている通り、展開が微妙に紆余曲折したり、6巻の新展開ムードなんだったの感があったりでしたが、中心となるお話はしっかりと終わったなあと思います。最終刊の、「終わっていく(しかし続いていく)」感じは、さびしくも、これまで積み重ねてきた主人公2人の関係が見られてよかったです。

 ときおり入る見開きも好きでした。下は1巻の見開き。

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 電子書籍特有ですが、見開きでも間に線が入らないので、1枚の絵としての性質が強くなります。最終巻にはゾクゾクする見開きもあるのですが、それは「ページをめくる」動きよりも、「スライドさせる」動きの方に親和性が高かったんじゃないかなと思います(見ればわかる!)。

 見開き表示に耐えうるタブレットで読むのがおすすめです。

O/A(1) (角川コミックス・エース)

O/A(1) (角川コミックス・エース)

*1:その後どうなったのか知らない。