原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

杉基イクラ『ナナマル サンバツ』

 クイズマンガです。『ちはやふる』のクイズ版のような雰囲気。クイズの作法というか、テクニックとかって全然知らないのですごく新鮮でした。読み手のイントネーションによって何を問おうとしているのかがわかる、とかそういうの。おもしろいです。

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 読んでいて「ああ、そうだなあ」と思ったのは次の部分でした。

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 想像するに、出題者は「簡単には解かれたくない」と思っているけれども、しかし、それでは「全然手も足も出ない」問題を出したいと思っているわけでもなくて、その駆け引き、コミュニケーションとしてクイズというできごとがある。

 まだ3巻を読んでいるところなので、今後の展開はわかりませんが大会とか出たりするのかな。それぞれの「クイズ観」の違いを描こうともしてるようなので、そのあたりもどのように描かれていくのか楽しみです。

電子書籍(マンガ)としての読みやすさ
総合評価:B(9インチ以上推奨)
見開き頻度:中
字の大きさ:見開きだときつい時がある