原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

梅雨日記

今年の梅雨は明るいのに雨が降っている、と感じる。こんなに雨の日って明るかったっけと思うのは日が長いからかもしれないのだけど、こうやって毎年別の季節のことは忘れてるんだろうなともいつも思ってたのだった。
あんなに最近まで身近だった冬の気配も、今はもう遥かに遠くて、夏を想像する方がたやすくなってきた。毎年五月から六月は体調が悪くなる季節で、それはつまるところ世界を渡るようなものだから、と思うと仕方のないことなのだろうと思えた。夏から秋にわたるときには、無事に渡れるといい。