原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

プレゼンテーション

実は、一度もパワーポイントのたぐいを使ったことがない。したりがおで「ああ、パワーポイント。あれめんどくさいですよね」くらいのことは言いそうだけど、ソフトを起動したことすらないんですすみませんという始末です。そもそも、PCを外部出力しはじめたのも、そんなに前のことじゃないよ。
もとより、パワーポイントを使う必然性がなかった。個人的には、どうもパワーポイントのたぐいはインタラクティブ性のやりとりがある場合には使いにくいようにみえて、紙の資料のほうが便利がいいように思える(パワーポイントがある以上、話し手の話の筋は事前に決定されているわけで、聞き手はそれに介入できないし、介入されれば資料集の体裁をとっているものでもない限り、ぐだぐだになってしまうのがパワーポイントのように思える)。それは、これまでみてきたプレゼンが、「これ、結局紙の資料みてるのと変わんないんじゃないの」と思えるようなものだったことにも起因しているのかもしれない。なにより、パソコン動きません!というたぐいのトラブルが多すぎた。
とはいえ、インタラクティブ性が低い場合には、あれはよいものなのかもしれない。頭の中で話の脈絡を考えながらしゃべるのは、はまれば楽しいし、事前に準備したものよりもよいものが出てくるときがあるが、失敗したら目も当てられないし、そもそも疲れる(どうも早口すぎて、それも消耗を呼んでいるらしかった)。
そんなわけで、今度いよいよ使ってみようと思うんですが、とりあえずよくある無駄なアニメーションは極力抑えようと思います。話のガイドラインになればいいんだ。きっと。