原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

モードを取りもどすために

 すっかり忘れていましたが、1年の計は元旦にあったのでした。時すでに遅し。来年にご期待ください……という感じですが、今年は366日あるのできっと大丈夫です。

 今年は、去年考えた色々なことを形にしていく年にしたいと思っています。去年は、これまで考えてこなかったことを考え、それにもとづく新しいコンセプトをお話ししたりする機会が多々ありましたが、いかんせん具体性が低く、伝わる言葉にはなっていきませんでした(これまでぴんと来てなかったものがぴんときたのですが、それが人に伝わるまでの強度を持っていなかった)。今年もまた、いろんな場所でいろんな人と関わる機会が増えると思うので、とにかく強度を高めるためのプロトタイプをたくさん作っていく必要があるだろうと思っています。手を動かす年ですね。

 一方で、ブログについてもそれなりに蓄積としての文章を書いていくことができればなと思うと同時に、一太郎2012がepubに対応するようなので、パブーで小説を書いてみたいなーとか、そういうことも思っています。小説の言葉というのは、日常生活のなかにはやっぱり存在していなくて、でも、思考のモードとして、小説の言葉を持つことができるというのは、きっと、大切なことなんだと思う。

 しばらくブログを書くことが少なくなっていてやはり気付きますが、文章が下手になる、というのはただその文章を書く技術が劣化する、とかそういうことではなくて、モードをまるごと損なう、という感じなのだろうと思います。いまはまだリハビリ中という感じですが、今年はいろんなモードを、もう一度身体のなかで作り直していくことができれば幸いだろうと、そういうふうに思うのです。