原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

非日常への落とし穴を設置する

 実は今年も題詠がちっとも進んでいないんです。ということは、まあ予測できたことで、結局私は三日坊主体質なんです。やはり原因は、どうも短歌モードにならないぞ、というか、非日常的な言語使用モードにならないぞ、ということにあるわけですが、今日唐突に、「目に入るところに歌を設置する」ことが必要なのではないか、ということに気づきました。

 非日常的な言語は、類友性があるというか、勝手に増殖していく傾向があります。それは、短歌モード、みたいな頭の使い方をしているときに顕著で、一度産んだ言葉がさらに次の言葉を呼び……というように自己生成していく働きみたいなもので、そういうことを考えると、その呼び水となる「はじめのことば」を、日常の中にぽっかりと開く落とし穴のように設置することが有効なのではないか! という当たり前すぎる考えです。

 あのころの未来はこない そのことをきっと僕らは知っていたのだ

 落とし穴の堀り方ですけど、ふっと目に止まるところに掘っておくのがいいと思います。スクリーンセーバーとかでもいいのかなあ。ただ、同じ歌がずっと表示されているのは非日常効果が減衰してしまうので、スライドショーとかよさそう。どこかにそういうのありませんか。なかったら作ればいいのか。

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