一時期に比べると、詩への感受性がかなり後退した。もともと散文詩はよくわからず、ほとんどの詩がぴんとこないのだけど、短歌・俳句にしても、日常的に出会うできごとをその定型で捉えようとする構えがかなり弱くなっている。
とはいえ、ときどきぽんと言葉が降ってくることがあることも事実で、このあいだふと思いついたのが次の句です。
竹馬も馬のかたちをしていない
そうですね、としか言いようがないのだが、それでは他に類似の事例が? と聞かれるとすぐには思いつかないところが気に入った(自分で思いついたはずなのに)。調べてみると、竹馬には大きく分けて二種類あり、昔は馬のかたちをしていたものもあるそうです。