前作もそうですが、ひとつひとつのお話がみっしりとつまった短編で、密度の高い話を読むことができます。一気に読んでしまうともったいないので、とりあえず二話分読みました。それぞれの話が寓話としても読めるようになっていて、特に二話目の「人魚禁漁区」は、色々な方向から読めそう。一話目の「竜の小塔」は最近魔王勇者を読み返したせいで脳みそがひねくれているので、結末の後が気になりました。
どうでもいいんですけど、このシーンのMIDI懐かしい。MIDIとやたら小さいフォント、は90年代末のインターネットを語る上で欠かせない遺産です。