原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

夏の音

 日が長くなって、夏の音がしはじめた。かえるの鳴く音もそうだし、こうやって、夕方に窓を開けていて聞こえてくる町の音もそうだ。町の音は、冬にしても春にしても同じことかもしれないけれど、しかし、それらの季節では窓を開けることが少ないし、空気感もちがう。

 日が長くなることがうれしい、ということは毎年毎年Twitterでも何でも繰り返し書いているのだけれど、やっぱり今年もうれしかった。そろそろ夏至がくるのでもう折り返しに入ってしまうのかと思うと早すぎると思うけれど、19時半だというのにまだ外がかすかに明るいというのは、時間が延びたようで嬉しいことだ。

 ずっと積ん読になってた『町でうわさの天狗の子』の9巻をやっと読んだ。色々なことにひとまずの決着がついていって、そろそろクライマックスなのかなと思う。これだけキャラクターが多いのに、ひとりひとりちゃんと動いててすごい、とか当たり前のことを思った。