原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

2020年の電子書籍

 定点記録の電子書籍日記。といっても、もう完全に安定してしまったので、書くことがあまりないですね。去年からBOOK☆WALKERに記録を絞ってます。

 まずは昨年の記録。

BOOK☆WALKER:3433冊:2019年購入冊数624冊

 で、今年の記録。

BOOK☆WALKER:3860冊:2020年購入冊数447冊

 去年よりは落ち着いてますね。400冊前後が例年の傾向だったので、いつもどおりと言えるかも。

 前回は次のように書いてました。

 傾向としては、BOOK☆WALKERはセールが順調に減ってきてます。特に「全出版社対象」のものが少なくなってる。これも電子書籍定着の裏返しかもしれません。ちょっと蔵書数増えてきてシリーズ探すのも手間になってきたので、BOOK☆WALKERさんにはできれば「この巻の前の巻」を読みやすくするUIにしてもらいたいです。前の巻探すのわりと面倒なので。

 傾向は、今年はより顕著かも。電子書籍が定着するに従って、セールは減少傾向に。ただ、数ヶ月に1回は確実にあるのと、出版社別はこまめにあるので、チェックを入れておけばセールタイミングで買うことができます。

 また、UIについては改善されたのかな? これ、私が気づいてなかっただけかもしれませんが、書籍情報の下の方にシリーズが表示されるようになったので、前の巻に戻りやすくなっています。

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 それと、来年は本棚UIが大きく変わるみたい。これは楽しみです。

bookwalker.jp

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今年買ってよかったもの

 買い物関係。9月あたりに物欲が爆発し、色々買ってしまいました。何かしらストレスが溜まってたのかもしれなかった。

 今年というか、ぎりぎり去年に買ってよかったのは車です。もともとあまり(全然)新車に興味がなく、能動的に乗る車を選んでこなかったのですが、2019年のGWに天啓を得て、車が欲しくなったのでした。その日の日記が残っている。

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 コンセプトは「車の中で本が読みたい」。まったく車種などを知らなかったので(トヨタマツダとスズキの区別がついてなかったレベル)、半年以上色々調べ、「車内泊ができるような車」に決め、ようやく昨年末に買うことができました。おかげで、今年はわりと車で色々遊ぶことができてよかった。この1年が個人的にはわりと楽しい1年だったのは、この買い物のおかげによるところが大きいです(この情勢において、「1人きり」で「外」でのんびりできる買い物はかなりベストでした)。

 車について色々調べていて思ったのは、本当に内装が面白くない車が多いということで、ちょっとどうにかしたほうがいいのでは、と思うけど、メインターゲット層が今の標準的な内装が好きな層なんでしょうね……。カーグッズって、本当に黒一色が多く、電気系はことごとく青く光るんですよ。なんでだよ。

ヘッドフォン(SONY WH-1000XM4)

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 昨年、AirPods Proを買って、ノイズキャンセルの性能が飛躍的に向上したことで喜んでいたのですが、今年前半のオンライン漬けの日々で耳が駄目になりました。イヤフォンを受け付けなくなってしまった。

 そこで、ヘッドフォンを物色していたのですが、ちょうどよく9月に新型が出るということで、予約して購入しました。主たる使い方は、音楽を流さずにカフェでノイズキャンセルすること、ということになります(飛行機とかでも使う予定だったけど、この1年電車にも飛行機にも一度も乗らなかった)。

 ノイズキャンセル機能自体は、耳を完全に塞いでしまうAirPods Proには劣りますが、実用としては十分。もちろん、重たさは多少感じますが(なにしろこれまでヘッドフォンを使ったことがほとんどなかったので)、集中の助けになってくれています。これは長く使っていきたい。

電子レンジ(NE-MS267)

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 これまで使っていた電子レンジはもうおそらく25年くらい稼働しつづけていた電子レンジで、そもそもよくまだ使えたな、という感じだったのですが、さすがにそろそろ買い換えようかな、と思って買いました(まだ使えたんだけど)。

 ターンテーブルがない! 目標温度が設定できて温められる! など、時代に取り残された感想が溢れてきますが、とても便利。冷凍食品を買うのがちょっと楽しくなってしまった。このレンジはわりとレビューなどでも評判がよかったもので、いい買い物だったのではないかと思います。あまり機能を色々使えているとは言い難いけれど、シンプルなところも気に入ってます。

Google Nest Hub

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 なんで名前変えちゃったのかよくわからないんですが、Google Homeの画面がついているやつ、です。

 これまでGoogle Home miniを使って、テレビの電源つけたり、エアコンつけたりしていたのですが……アリの巣にされました。わけがわからないですよね……。私もわからない……。

 なんか家の中にアリが時々いるな、とは思ってたのですが、ある日、Google Homeの表面がちょっと汚れてるなと思って、息を吹きかけたら……(以下自主規制)。なんで。どうして。Home miniさんはそれで処分となりまして、代わりに画面がついているNest Hubを買ったわけです。

 写真のスライドショーが表示できるので、ゲームのスクリーンショットの画像とかをGoogleフォトに放り込んだところ、結構楽しい感じになりました。スクリーンショットとかって、撮ったあと中々見直せないわけですが、こうやってスライドショーにすると、色々あったな、と思えていいですね。アリの巣にされた甲斐があったというものです(だが許さん)。


 あとは、デスクトップPCを買い直したり、仕事用のノートPCを買ったり、iPad mini5も仕事用に増やしたり、と、PC関係も色々と刷新しました。家で作業する時間が増えただけに、その時間に便利なものを買おう、という発想になったよ、という1年ですね。

今年よく食べたもの

 気がつけば半年更新してなかった。年末の記録シリーズです。

ヨーグルト

 今年よく食べたのは、なんといってもヨーグルトで、特に種類気にせず色々食べていました。最近は、ギリシャヨーグルト系をよく食べています。

 なぜヨーグルトを食べていたかというと、4月半ばから5月上旬くらいまでお腹を長期間壊し、固形物を食べると腹痛に襲われていたからですね……。コロナの症状ではないとわかってはいましたが、あの時期に体調を崩していることの恐ろしさよ。カップスープを三食食べて生き残りました。ありがとうありがとう。たぶん塩分取り過ぎだったけど……。

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 で、5月からほぼ毎日ヨーグルト食べていたおかげなのか、それ以降は腹痛なし。割と定期的にお腹を壊す方だったので、今後の人生もヨーグルトとともにありたいと思います。

そうめん

 夏の記憶が曖昧ですが、今年もそうめんはよく食べました。今年の食べ方は備後漬物のえびorイカキムチを添えて。備後漬物のキムチは素晴らしい。

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近所のカフェのモーニング

 近所のカフェはよく仕事をするためにモーニングにいってたのですが、緊急事態宣言中は閉まってしまって、このまま再開しなかったどうしようとハラハラしました。無事再開してくれてありがたい。その後、わりと仕事場にいかずに仕事することが増えたため、モーニングの利用回数も昨年までに比べて跳ね上がりました。平均週3~4回はいってたと思う。

 全ての従業員に記憶された気配があり、何もかもオートで事が済みます。他にいないパターンの客なので、覚えやすいんだと思う(基本的には赤ちゃん連れの女性客 or 高齢夫婦が多い店です)。

 あとは、買い物に行くスーパーのバリエーションを増やしたのでちょっと買うものが変わってきたり、近所のスーパーが買収されて悲しかったり、来年はスーパーのひとつがどうやら閉店するようだったり、と色々日頃の買い物関係にも変化がありました。来年は何を食べるかな。

ワープロ(ワードプロセッサー専用機)の思い出

 私は、おそらくワープロ専用機をメインに使っていた最後の世代だと思う。大学4年間のうち、最初の3年間、資料はワープロで作成していた。ふとそのことを思い出し、ワープロのことを書きとめておかないと記憶を失いそうだ、と思ったので備忘録として書いておく。

 ワープロのことを思い出すとき、いつも最初に思うのは、単機能であることのよさだ。ワープロはスイッチを入れれば、すぐに編集中の文章が表示される。これは、現在ではポメラに継承されているのかもしれない(使ったことがないのでわからないけど)。ワープロ末期は「インターネットもできる!」とかそんな無茶な感もあったけど、基本的には文章を書くことに特化していたよさがあった。

 もうひとつ思うのは、単体で印刷できていたということで、これは今から考えてもわりとすごいような気はする。それが原因で重たく、大きくなっていたことは否めないけれど(なんせ持ち運びように取っ手がついていたので)、文章がすぐにプリントアウトできるのはすごいことだ。もっとも、「すぐに」といいつつ、私の使っていたワープロは3枚印刷するのに30分はかかっていたので、「よし、印刷するから仮眠するか!」という感じだったのだけれど。

 マウスに対応していた機種がどれくらいあったかはわからないけれど、多くの機種はマウスには対応していなかった。大学の研究室には、それぞれのワープロがロッカーの上にごろごろしていたのだけど(毎日持ち帰るとか無理な重さ)、マウスを使っている人はいなかったと思う。みな、カーソルキーでなんとかしていたのだろう。ショートカットを使っていたかどうか、このあたりの記憶は摩耗してもう消えている。そもそもショートカットあったっけ? コピーアンドペーストとかどうやってたんだっけ?

 ワープロを使っていた時期は3年間だけど、その使い方は、その後のPC時代にも大きく影響を及ぼし続けているとは思う。キーボードの操作はワープロで習熟したし(特に罫線関係)、今でも、文章を書くときに全画面にしないと気がすまないのは、たぶんワープロの感触の残滓なのだろう。

日記

 気がつけば、5月が目の前にあって驚く。感覚的には4月の半ばくらいだったのだけど。

 4月は、忙しくなかった。ただ、外の状況がめまぐるしく変わっていくので、それをぼーっと眺めたり、それに反応して準備をしたりしているうちに、うかうかと終わっていってしまう。

 焦りがないわけではなくて、この焦りの正体は何かというと、「さぼるのは好きなのに、さぼっていると焦りはじめる」ということで、明確にこの4月はさぼっていたのだが、さすがに焦りが生まれ始めた。何かを生産しなければ(あるいは学ばなければ)という焦燥感は、ずっとある。ただ、私はあまり遺志の強い方ではないので、「まあ、なんか外にも出られないし」という感じで、やはりぼーっとしている。

 4月の後半から、在宅勤務ということになった。仕事場に出なくても、できる仕事にそれほどの違いはない。なので、別に困ることはないのだが、心情的には仕事場にいけないことよりも、近所のカフェが使えないことが大変困る(休業中です。つぶれちゃったらどうしようと本当に心配してる)。このサボり癖のある自分が、一応仕事をしてこられたのは休日でもカフェにいけばまあ仕事しようかな、というつもりになるからで、また、そこで仕事をすることでストレスが解消されていたのだけど、それがなくなってしまった。

 仕事をしないとストレスになる、というのはワーカホリックっぽく見えるけど、裏を返せばその時間以外は大した仕事をしていないということだ。うーん。それが問題なのでは? というのは、それはそうなので、この機会に改めるしかないのだろう。

 対応策。家の中で、寝室にしている部屋があるのだけど、本当に寝ることにしか使ってないので、そこに机を置いてはどうか? 擬似的にカフェ的空間を作る作戦。しかし、人目があるからこそ仕事ができていたのではないのかなあ、とも思えて、あまり効果はなさそうだけど、やらないよりはマシじゃない? という気持ちに、今書きながらなったので、机を買ってこようかなあと思い始めています。

 それにしても。

 こういうことは、一生に一度しか起こらない、というわけでも多分ないんだろうけど、こういうことが起こるということは、やっぱり想像の外で、でも今回のことは「信じられない」という感じはしない。こういうことは、そういうものなのだろうか。

日記

 どこかのタイミングで日記を書いておこうと思ったのだけど、書きそびれたままにここまで来てしまった。

 2月くらいには油断していて、3月上旬の出張にはいけるのかな、とかのんびり考えていたけれど、それも大事を取ってやめておこうということになり、それでも、なんとなく春になると収まるのではないか、という希望的観測がなかったとは言えない。3月半ばくらいから、あ、これはダメっぽいな、ということに気づき、6月に用意してた大きな仕事を中止することになった。そのころから、だんだんと「これは夏くらいまで続くのかもしれない」と思うようになる。

 4月になり、日々状況が変わる中で、どちらかというと時間の余裕は生まれていて(今の自分の仕事上の立ち位置が幸いしてしまって、楽をしてしまってて申し訳ないという気持ちはあるのだけれど)、気持ちとしてはのんびり過ごしているのだが、次第に「ひょっとして自分も感染するのでは(あるいは感染しているのでは)」という恐怖のようなものが、どうしても心に忍び込んできていることを否定しないわけにはいかない(結構へんぴなところに住んでいるので、周囲での発症はほとんどないのですが)。自分のことも心配だけど、親のことや都会に住んでいる友人のことも心配で、まだときどき満員電車で通勤してるようなので、なんとか通勤しなくてよくなればいいなと、そう思っている。

 今、この時点で少しずつ覚悟が決まりつつあるのは、この状況はそう簡単には終わらない、ということで、夏についてはもうほとんど諦めている。心の中を覗きこんでみると、10月くらいは大丈夫なんじゃないか? と思っているみたいだけど、それも怪しいとも思う。

 仕事の仕方も変わりつつあり、そのことへの対応も進めているけれど、それはそこまで不安ではなくて、でもこれまでと同じようにはいかないだろうとも思う。でも、どちらにしてもそれは付け焼き刃で、その場しのぎのことになるので、この仕方でいけるのは持ちこたえて半年くらいじゃないかな、とも思う。

 「元の世界」というのも仰々しいし、外に見える風景はちっとも変わっていないのだけど、それが戻ってくる、ということが今はまだ実感としてわからない。たとえ、人が再び集まることが可能になったとしても、しばらくは「感染」ということが頭から離れることはないのだろう。アニメーションなどを見ても、「人が集まっていること」に対してかすかに感じる違和感は、もう世界への見方が変わりつつあることを示している(『涼宮ハルヒの消失』をニコニコ生放送で見たのだけど、谷口があごマスクしてることに対して「マスクちゃんとしろ」というコメントが舞ってたのは楽しかった。前ならそういうことを言う人はほとんどいなかったのだろうなと思う)

『劇場版SHIROBAKO』

 『SHIROBAKO』の劇場版を見てきました。劇場版を作る劇場版。事前情報はあまり入れずに観にいった方が楽しいかも(下の予告編も見ない方がいい)。以下、ネタバレしかないので閉じておきます。

劇場版「SHIROBAKO」本予告【2020年2月29日(土)公開】

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