原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

『Splatoon』試射会日記

 発表時から話題だったイカFPS*1こと『Splatoon』の完成披露試射会で1時間遊びました。すごく楽しかった…!
www.nintendo.co.jp
 思い出すのは、発表時のこの記事のこと。実際に遊んでみて感じたこととぴったりきてる点が多いです。

任天堂の『Splatoon(スプラトゥーン)』が素敵だと思う22個の理由 - ニカイドウレンジ公式ブログ

 以下、2点取り上げてみます。

5.相手と撃ち合わなくても貢献できる
 多くのFPSは、基本的には「殺すか殺されるか」がほぼ全て。初心者は常に上級者のエサでしかなく、「いつか俺だって…!」という希望を胸に殺され続けるしかなかった。(そうでないゲームもある。『バトルフィールド』シリーズは回復や偵察、制圧射撃などで貢献できる)

 スプラトゥーンは塗った面積が全てのゲームだ。射撃を外してもそのインクは敵の足下に落ちて相手の動きを制限できるのでそれだけで味方のサポートになるだろうし、敵がいない場所でも地道に面積を広げたり通り道を作るだけで大きく貢献できるはずだ。一切敵と戦わなくても貢献度1位になれる可能性もありそうだ。

 私はアクション操作が苦手なへっぽこゲーマーなのですが(FPS自体やったことがなかった)、このゲームの場合、とにかく塗ることが大事で、いくら相手を倒しても塗ることができていなければ負けます。よって、戦闘に夢中になっている敵を尻目に、ローラーで塗り塗りしてることも多かったです。

 バランスがいいなーと思うのは、当たり前だけどばれるんですよね、塗ってるのが。インクの中に潜れば相手からは見つかりにくくなりますが、気をつけていれば、「いや、そこにいるだろ」と狙いを定められ、潜っているインクもろとも塗り替えられて倒されます。

 よって、敵と戦わない、というのは結構難しい(ステージにもよるかも)のですが、「裏をかく」ことの楽しさはすごくあります。倒された場合、復帰後にステージ中の仲間のところまでジャンプできるので、逆に「戦闘で苦戦してるから応援しよう」とか「あのあたりを一気に塗り替えよう」とか、作戦を立てるきっかけにもなってるのが上手いです。

8.「インク=変化しつづける地形」による駆け引き
 自チームのインクは、勝利点以外に「移動手段」「弾を避ける手段」「隠れる手段」「インクの補充場」「壁を登る手段」といった利点がある。また相手チームにとってはそれが「移動制限」となる。
 つまりマップに散らばったインクは従来のFPSにおける輸送車であり、遮蔽物であり、草むらであり、弾薬パックであり、はしごでもあるということだ。インク1つでここまでの機能を兼ね備えている。そのアイデアのすごさ。

 正直なところ、すべてのアクションをマスターできてたかというと全然そんなことなくて、ジャンプとかろくに使えてなかったし、ダッシュも怪しかったです。でも、「インクに潜る」ことができれば、(まだみんな初心者だということを差し引いても)色んなことができます。

 インクに潜ることで、「素早く移動でき」「弾薬が補充でき」「HPが回復でき」「相手から隠れられる」というのはよくできてますね。敵の近くでそっとインクに潜み、相手が夢中になって塗っているところを背後から倒すのが楽しい。とはいえ、インクごとローラーで轢かれたり、床を塗り替えられると倒されるので、ずっと隠れててもいいことないのもいいです。

 Twitterでは「ローラー無双」的な意見もあり、私も相手を狙うのが苦手なので、3戦目あたりから、「あ、これローラーにしよう」と武器を換えました。確かにローラー強くてたぶん初心者向きなのです。塗れる範囲が広く、相手を轢けば倒せる。ただ、動きが遅くなりやすいので、遠くから狙撃されたり、迂回して撃ち倒されたり、ローラー同士で相討ちになったり、ということも多かったです。色んな武器試すのも面白そうだなー。

 夜にも試遊があるので、遊ぼうと思います。買うしか。以下、Twitterで見かけた感想など。

*1:正確には、操作キャラクターの姿が見えているのでTPS。