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原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

『ローリング☆ガールズ』

アニメーション 感創文

 今期はわりとアニメーションをみている方ですが、中でも『ローリング☆ガールズ』が面白いです。いや、『SHIROBAKO』も『ユリ熊嵐』も面白いんだけど、そっちは割と話題になりがちなので。

 まったく話題になっていない本作ですが、世界設定や物語の運び方、伏線の細やかさなど丁寧につくられている作品です。見れば見るほど発見があって、「あ、このときの表情はこういう意味か」とか「ここでもうこれ使ってたのか」とか、初回でも別にわからない、という感じはないんだけど、繰り返して見ることによってよりわかる、という構成になっていてとても楽しい。

 現在8話まで放送されていて、残る4話がラストエピソードになる模様。これまでの大まかな様子は以下の最新PVでみることができます。

 
オリジナルTVアニメ「ローリングガールズ」PV No.04 - YouTube

 内容の説明は公式サイトをみてもらった方がよいのですが、ざっくりいうと、各都道府県が国として独立した世界の話です。各国にはその国を守護する自警団があり、そのリーダーは「モサ」と呼ばれています。インターネットが失われた何でもありの世界では、各国はその地域特性を強化しすぎていて、都市シリーズっぽい。

 高い戦闘力を誇る「モサ」に対置されるのが、「モブ」と呼ばれる一般人。主人公たち女の子4人組はみんな「モブ」です。したがって、問題解決能力は著しく低いです。

 モブ4人組が日本を東から西へと旅をしていくのがメインストーリー(旅感がよい)。1・2話は出立編、3・4話では東京編、5・6話では名古屋編、7・8話では京都編が描かれました。それぞれの場所での物語は独立性が高いので、そこだけみてもそれなりに面白いのではないかと思います。日曜日にニコニコ生放送で5~8話の振り返りがあるようなので、そこでざーっとみるのもありかも。

 ここまでの話の中では、各地の「モサ」が抱える問題に、モブ4人組が色々関わってきたわけですが、うまくいったりうまくいかなかったり。物語への強力な関与ができない彼女たちが、それでもできることをやってモサをよっこらせと動かし、旅をしてきたこれまでの8話*1

 最後の4話はおそらくこれまでの立ち回りとは変わってくるのではないかと思いますが(彼女たちの中にも物語のタネは色々眠ってます)、どういう展開になるのかな。本当はもっと色々なところを旅する様子もみたかったけど、一方でどういう着地を見せるのか、楽しみです。

*1:モサたちはみんな強いけど、強いがゆえに自己完結しがちで、その扉を誰かが叩いてあげる必要がある、という話だとみています。