今期のアニメーションもあらかた終わりました。2クールものも多いのでまだ半分、というのもありますが、このタイミングで感想を書いておきます。
結城友奈は勇者である
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日常系かと思いきや系。序盤から平穏な中に不穏な気配をぷんぷん漂わせていて案の定、という展開ではあったのですが、それでもいざその展開となるときつい。『まどかマギカ』以降の作品だなあ、という感じはします。今後、「満開/散華」という言葉は色々使われそう。
最終話の展開は評価が大きく割れていますが、確かに主人公の友奈のみ精霊が消えた様子がなく、そして最後の立ちくらみ=勇者化? と考えると、話は完全には終わってなさそう。意味深に「結城友奈の章」と最後に示されたのも気にはなります。
伏線を丁寧にはっていき、それをうまく使った作品だったので、続きがあるなら見てみたいかなあ。スピンオフというか前日譚らしい『鷲尾須美は勇者である』も読んでみたいです。でも品切れなんですよね……。電子化まだ?
もやもやしてるところあるので追記しておくと、結果的にシステム批判が完遂できなかったというか、「後輩が護り続ける=護国」という体制を維持したところは、あの世界設定だと仕方ないとはいえ(対話の機会もありえないので護らなかったら滅ぶしかない)、しかし、その世界設定自体に作為がありすぎてきついなー、という感じはあります。なんかね。あのちょこちょこ出てくる護国ノリみたいなのがよくわかんないというか、どういうスタンスであれを入れてたかがわからないところがありました。
異能バトルは日常系のなかで
こちらは徹底して日常系であることを守ろうとする系。主人公がいい人すぎて、ちゃんとひとつひとつ解決していくところがよかったです。よかったですが、これどうやって決着するのかな。話題になったのは幼なじみの鳩子というキャラクターが、主人公の「中二病のノリ」をまったく理解できない、ということに起因するエピソード。これまでもいわゆる「中二病」を取り扱った作品はありましたが、そのノリに対して、「わかっている」視点からのつっこみはあったものの、「わからない」ことのつらさ、みたいなものが描かれたのをみたのは初めてかも。
ヤマノススメ セカンドシーズン
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富士山登山に失敗してからの2クール目。前半部で感じた「誰かと一緒に好きになったものを、その誰かが嫌いになってしまったり、興味をなくしてしまったりするかもしれないという不安」が深まりつつ解消された展開でした。これでこの2人の関係についての話は一段落なのかな。
後半も後半で登場した新しいキャラクターもいるので、サードシーズンもあるかなあ。とにかく1クール目の富士山周りのエピソードがよかったので、あの部分だけでもBlu-ray買おうかと思ったんだけど、1枚に納まってないんですよね……。
ソードアート・オンラインII
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2クールの後半戦。ラストエピソードのマザーズ・ロザリオがよかった。わかってはいるんですが、もうみんながくるところで決壊したので私はちょろすぎます。
ここからは2クールの前半が終わったもの。
SHIROBAKO
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「えくそだすっ!」の完成で1クール目が終了。2クール目は時間が飛ぶのかな、どうなのかな。主人公格5人のうち、武蔵野アニメーション以外の3人のエピソードがどのように描かれ、どう合流するのかが楽しみ。本田さんがいなくなるのは寂しいなあ。
うっかりBlu-rayも買い始めてしまいましたが、作品が作品だけにオーディオコメンタリーが作品の話というより、「制作でこういうことがあったとき実際どうするんですか」的な話になっていておもしろいです。
ログ・ホライズン 第2シーズン
原作の2巻分のエピソードをミックスしながら展開。レイド戦は映像でみたかったのでみられて嬉しい。どちらかというとアカツキのエピソードに共感します。後半、シロエもアカツキもほとんど出番がないような気もする。にゃん太班長のあのシーンがどう描かれるのかが気になります。Fate/stay night[Unlimited Blade Works]
映画化もされたUBWの再アニメーション化。原作からもう10年も経ったんですね。特に言うことないのですが、原作のころはごはんがおいしそうだなあ、と思ってたことを思い出しました。……と書いたところで、そういえばこんなサイトがあったようなと検索してみたらヒット。10年近く前の記憶が蘇るってすごい。
以上。今期は結構見たなあ、という感じがあります。