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原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

苔むす記憶

断片記

 読んでいた本の中で「コケガール」の話が出てきて思い起こしたのだけど、私はどこか「苔」に対して好印象を持っているところがある。お寺や神社の石についている苔ももちろんいいのだけど、そのあたりの溝に生えている苔もわりと好きだ。じっと見ていたい。最近見てないけど。

 で、なんでそんなことになってるんだっけ? ということをさらに思い出してみると、考えてみれば祖父が盆栽をしていたことが原因だったようだった。盆栽をしていた祖父にいい苔があったら教えてくれと言われたことがあって(とはいえあまりにも昔の記憶なので完全に忘れていたのだが、確かにそういうことがあった)、それで苔をよく見るようになったのだった。

 祖父の家には、祖父が自分で建てた倉庫や温室(ここは記憶が曖昧)があって、その倉庫の中には色々な道具が入っていた。盆栽は温室の方にあったのかなあ……。あまりしっかりしたものではなかったようにも思う。

 その家には、そこそこの広さの庭があって、金柑の小さな木と柿の木(だったか?)があった。柿の木の方には子どものころ登っていたのだけど、高いところがあまり得意ではないので、弟の方が高いところに登っていた。

 畑には何が植えられていたのか、もうあまり覚えていない。コンクリートの車庫の上がそこそこの広さになっていて、よくその上で遊んだ。起伏に富んだ庭だった。

 そんな風に思い出しているのは、すでにその家がもうないからで、祖父も亡くなって10年以上経っている。しかし、その家の跡地を見たことはなくて(もう新しい家が建っているのだろう)、私の感覚の中ではなおもその家は存在しているし、間取り図も書こうと思えば書けそうだ。


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