原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

麻生みこと『海月と私(1)』

 電子版がほぼ同時発売(?)だった麻生みことの新作です。ひなびた海辺の旅館の話。

 おもしろいことはおもしろいですが、まだ助走段階、本当におもしろくなるのはこれからかなあ、という1巻目でした。登場人物の紹介編、という感じですね。

 主人公の「旦那さん」が押しかけ仲居に引っかき回されていく話。物語を牽引するのは押しかけ仲居の岩松さん。1巻時点では裏がありそうだけどなにやらよくわからない人として描かれています。麻生さんのマンガの系列だと、有能になった楽子@『そこをなんとか』という感じ。

 次巻を楽しみにしたいと思います。

 しかし、麻生さんの作品は年齢差のある組み合わせが多い気がする。

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