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原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

『劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME』

感創文 映画 アニメーション

 劇場版見ました。上映時間66分で短いんじゃないかなあと思ったけど、むしろぎゅっと詰まってて時間の短さを感じさせない映画でした(「劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME」公式サイト)。


「劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME」劇場本予告編 - YouTube

 物語の舞台はテレビシリーズの最終回直前。ほとんどの登場人物が出てきますが、タイミングの余波を受けて(疎遠な時期)、回想でしかでられなかった不幸な人がいます。仕方ない。

 物語の中心人物は緒花と菜子、そして緒花の母である皐月(高校時代)でした。

 緒花と皐月が「輝く」というキーワードでつながる話であるところは予想してたのだけど、そこにサブエピソードで菜子の話が入ってくるのは予想外。菜子はテレビシリーズから、家のこと(家事や弟たちの世話)をほぼ1人で支えていることが描かれていましたが、両親に対してどのように思っているかは描かれていませんでした。映画では、特に母親に対して、菜子がどう思っているかを吐露するシーンが出てきます。

 おもしろいのは、菜子が「仕事なんていいじゃない」(うろおぼえ)と母親にいうところで、テレビシリーズから菜子は緒花や民子のように「自分のしたいこと(夢)」があるタイプの考え方をしていなかった、ということを反映してもいるだろうし、結局のところ、仕事を通じてお互いを認め合うところのある四十万の三代(翠、皐月、緒花)に対するカウンターになってるんですね。

 そこに対し、菜子が大泣きするのではなく、端で聞いてた緒花が泣いてしまうのもいい。

 番外編ではありますが、テレビシリーズの展開を無理なく織り交ぜながら、単体でも楽しめる映画になっているのではないかと思いました。ラストシーンもよかったです。