原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

金田一蓮十郎『ニコイチ』


 完結。おもしろかったです。

 このマンガ、登場人物の数はそれほど多くないのですが、その組み合わせが色々活用されてて、そこがいいなあと思いました。最終巻だと、主人公の子どもの崇がある人に会いにいくときに、主人公の恋人の弟である智くんと一緒にいきます。

 f:id:Rouble:20120430144513p:plain:w200:right わりと予想外の展開なんですけど、こういう展開がすんなりと出てくるのがよかった。智くんはいろんな思惑を持った人物でしたが、全体的にみると損な役回りをしつつ、それを受け入れてるところがあって、おもしろいキャラクターでした。このときも崇についてく必要はほぼないのに、めんどくさそうについてくのもいい。

 作品全体としては、トラブルが起こり、それを解決したら次のトラブルが──という連鎖型(そして、次の巻にひっぱる)なのですが、それが特にワンパターンに思わなかったのは、ひっぱりかたがうまい、というのももちろんなのですが、トラブル自体がそれほどストレスにならない描き方がなされていて(登場人物にとってはストレスなのだが)、その解決もカタルシスを重視するというよりはふんわりと解決し、次のトラブルが起こる、というかたちになっていたからではないかと思いました(超印象論)。

 一方、『ライアー×ライアー』の方は、1巻時点ではめだってトラブルが起こってないんだけど、状態自体がストレスなのでどうしたものか……。2巻、3巻も買ってますが、まだ積んでおります。そのうち読むと思う。


ライアー×ライアー (1)(デザートKC)

ライアー×ライアー (1)(デザートKC)