原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

モニターとの距離

 色々と仕事机の整理をしてみて改めて実感したのだけど、モニターとの距離が「文章を書く」ことをはじめとした諸作業に及ぼす影響はとても大きいものだ。机を整理した結果、PCのモニターとの距離が離れたことによって、なんとなく「文章が手元から離れた」ような感覚がある。そして、この感覚は、家では大型テレビをモニター代わりにしているため、さらに遠くなる。一番近いのはノートPCで、これが一番文章が書きやすい。

 そんなことを感じたので、仕事場にモニターアームを導入してみたのだけど(前からしたかったのです)、これによって、モニターとの距離を自由に調整することがしやすくなった。文章を書きたいときは近づければいいし、動画などをみたいときには少し離したりと、作業によってモニターとの距離を調節することができる。これだけ自分にモニターを引き寄せられるようになると、モニターをタッチ操作できるようにしたくなるけど、Windows8まで我慢するのです。

 モニターとの距離ということで考えると、iPhoneiPadの違いも、モニターの大きさということももちろん大きいけれども、モニターとの距離の違いもやはり大きい。iPadにはiOS5から、iPhoneと同じようなフリック入力の機能がついたけれど、これがiPhoneとは違ってかなり使いづらく感じる。モニターとの距離はiPhoneに比較してiPadの方が遠いのに、フリック入力のパネルの大きさはほとんど変わらないからだ。俯瞰して文章を読むときにはiPad、メモをとるときにはiPhone、という使い分けになりやすいのも、自分に近いところに存在するiPhoneと、少しだけ遠いiPad、という違いがあるのだろうと思う。