原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

スマートフォンのことなど

スマートフォンを見かける機会が増えた。東京とかにいくと、もうそこかしこがスマートフォン!なのだけど、わりと地方の、それも小さな町になってくると、スマートフォンの普及率はまだまだ低くて、しかし、それでも去年末あたりからはだいぶ使ってる人が増えてきたな、という感じがしている。以下、完全な主観による文章をお送りします。

一番使っているのは10代後半くらいで、まだまだ通常のケータイを使う人も多いけど、iPhoneとかAndroidも結構みかける。30代後半から40代、50代あたりも案外多くて、iPadの使い方とか、iPhoneのこととか聞かれることも少なくない。とはいえ、興味のない人は、もちろん興味なさげなのだけれども、それでも、わりとiPad買ったりしてるのもこのあたりの層だ。

意外と使わないのが20代後半から30代前半あたりで(私の年代だ。アラサー!(死語))、友人関係だと、「まあまだいいかな」みたいな人が少なくない。この世代は大学生あたりでケータイの爛熟期にどっぷりつかっているので、「タッチパネルって使いにくそう……」とか「タッチパネルって傷がつきそう」というイメージがわりとあるみたいで、そういうものなんだなあと思う。新しいメディアへの適応性が高そうにみえながら、実はそれほどでもない──みたいな体験の積み方になってきているのかもしれない(たぶん、最初のエントリーに躓きやすいだけで、使い始めれば適応は早いのだろうけれど)。

けれど、技術というのは、それに適応すればするほど、新しいものが受け入れがたくなるのはたぶん確かで、Word2003に慣れすぎた層には、2007以降のリボンはむきーっとなる対象だ。それは、おそらくXPからvista、7系列への移行についてもそうだろう。XPを使いはじめた当初、クラシックモードを使おうとしてたのとか、今となっては実にわけがわからないわけだけど、しかし、それくらいに変化というのは、わりとめんどくさい。

でも、めんどくささってわりと克服できるといえば克服できて、私はワープロの名残から、変換は「変換」ボタンでする派なのだけど(今はWindowsなので変換ボタンを押しているけれど)、変換ボタンがついてないMacを使うときには普通にスペースキーで変換して違和感はない(最初はあったはずだ。忘れたけど)。しかし、一太郎2011については、新しいモードを使わずに、旧モードを使っていて、いずれ旧モードが削除されたときには、がーんとなるだろう(慣れるのだろうけど)。ジャストシステム守旧派が使ってる感じがするのに、あっけなくモードを斬り捨てていくところが、勇気あるとともに、大丈夫か感が漂う。一太郎ATOKだけはお守りください。

でも、新しいものに適応するのがいいとは限らないよなーとか、そんな適当な結論で終わります。