原子メールの届いた夜に

空き瓶に石ころをためていくような日記です。

そして唐突にもどる

「頭の使い方って、習慣に束縛されるところが大きいですよね」

 2ヶ月ほど脳みそが溶けていた、というのは言い過ぎにしても、あまり物事を考えずにすごしていたなー、という気がする。いろいろみたり、よんだりはしていたけれど、どれもこれもが通り過ぎていく感覚。いや、振り返ってみれば色々書くことはあるのだけれど、そのときには書くという気力が生まれなかったということでもあった。
 気がつけば10月になろうとしていて、暦の上では秋ということなのだけど、それほど秋という気もせず、しかし、夏でもない。今年は夏が中途半端だっただけに、秋のおとずれも中途半端で、夜は肌寒いとはいえ寒いと言えるほどでもなく、しかし、涼しくなったねーとも言えず、なんともおさまりがわるい。
 『サマーウォーズ』は9月になってみたのだけど、『時をかける少女』よりは夏の感覚が薄かった、と思うのは視聴季節によるものもあるかとは思うけど、たぶんあの場所はわりと涼しいのかな、とは思う。氷は溶けてたけど、それほど暑そうではないな、と思った。いまさらネタバレを恐れずに書きますが、おばあちゃんが亡くなるとは思っていなかった自分はあまりにも素朴な視聴者に過ぎる気がします。びっくりしたよ。
 しかし、『サマーウォーズ』はぼろなきで大変でした。もうおばあちゃんがいろんな人に電話する時点でないてたからね! 普段はばらばらに生きている人が力を合わせる、というベタな体験に非常に弱い私は、救急車を避けて左による自動車たちにすら感動してしまうていたらくです。